私は会社員として働いていた頃、うつ病になりました。
当時の自分にとって、仕事は単なる生活の手段ではありませんでした。
仕事で成果を出すこと。
評価されること。
必要とされること。
それが、自分の存在価値を確かめる方法になっていたんだと思います。
だから、うつ病になって仕事ができなくなることが怖かった。
「このまま働けなくなったら、自分には何が残るんだろう」
そんな焦りがありました。
そして私は、十分に立ち止まることができないまま独立しました。
「自分ならまだやれる」
「仕事ができることを証明したい」
今振り返ると、独立にはそんな気持ちもあったと思います。
独立後は必死に働きました。仕事をつくり、売上をつくり、収入を増やしていく。 仕事がうまくいけば、「自分には価値がある」と思える。
でもその一方で、仕事がなくなること、収入が落ちること、誰かに追い抜かれることへの怖さも、 完全にはなくなりませんでした。
体調が戻っても、終わりではありませんでした
うつ病を経験して感じたのは、体調を回復させることだけでは終わらないということです。
その先には、こんな問題が残ります。
- これからどう働くのか
- 生活していくために、いくら必要なのか
- キャリアをどうするのか
- 仕事ができない自分にも価値があると思えるのか
- そもそも、自分は何のために働いているのか
とても現実的な問題です。そして私自身、今もその答えを探しています。
正解を教えるためのサービスではありません
だからこのサービスは、うつ病を「克服した人」が正解を教えるためにつくったものではありません。
うつ病を経験し、仕事やお金、生き方について悩んできた一人の当事者として、 回復したその先の人生を、どう組み立て直していくか。 それを一緒に考える場所をつくりたい。
そんな思いから、このサービスをつくっています。
株式会社GIFT 代表
私は医師でも、社会保険労務士でもありません。だから診断もしませんし、治療の助言もしません。 「こうすべきだ」とも言いません。
できるのは、当時の自分が知りたかったことを、正確に整理して置いておくことだけです。 運営方針と編集基準に、何をして何をしないかを書いています。