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いつから動き出すかを、体調から決める

「早く決めなければ」と感じるとき、その焦りがどこから来ているかを先に見ます。

最終確認日:2026-08-25カテゴリ:休職ガイド

順番を逆にしない

回復の途中で「そろそろ動かないと」と感じる時期が来ます。 その焦りの出どころは、多くの場合お金の見通しが立っていないことです。

あと何か月分あるのかが分からないと、常に「もう時間がない」と感じます。 逆に、あと8か月あると分かっていれば、同じ状況でも判断が変わります。

時期を決める前に、残り時間を数えてください。順番が逆になると、体調ではなく不安で時期を決めることになります。

お金を整理するで、貯金と傷病手当金があと何か月もつかが月数で出ます。

未来の話が負担になる時期があります

体調が戻りきらないうちに「これからどうする」を考えると、たいてい逆効果になります。 判断の材料が集まらないまま、不安だけが増えるためです。

このサイトのこれからを考えるでも、 「これからのことを考えるのはまだ重い」と答えられた場合には、選択肢を並べるのをやめる作りにしています。 並べること自体が負担になるからです。

目安になるもの

「何か月経ったら動く」という一律の基準はありません。代わりに、次のようなものが目安になります。

生活リズム決まった時間に起きて、日中に活動できる状態が続いているか
外出通勤と同じ時間帯に、同じくらいの時間、外にいられるか
集中の持続まとまった時間、読んだり書いたりできるか
主治医の見立て就業が可能な段階にあると判断されているか

4つ目が最も重要です。ご自身の感覚と、主治医の見立てがずれることは珍しくありません。 「もう大丈夫だと思う」と感じている時期に、まだ早いと言われることも、その逆もあります。

主治医の「就業可能」と、会社の判断は別のものです

主治医が就業可能と判断しても、それがそのまま復職の決定にはなりません。 会社は産業医の意見をふまえて、就業上の措置を判断します。見ているものが違うためです。

主治医は治療の観点から、産業医は職場で安全に働けるかという観点から見ています。 どちらが正しいという話ではなく、両方を通す必要があるということです。

復職するとき、何が必要ですか

準備の負荷には差があります

同じ「動き出す」でも、必要な余力はかなり違います。軽いものから順に置くと、次のようになります。

  1. 制度を調べる、お金を計算する(負荷 低。数字を入れるだけ)
  2. 何がつらかったかを書き出す(負荷 低〜中。思い出す作業が入ります)
  3. 人事や産業医に制度を確認する(負荷 中。聞くだけで済みます)
  4. リワーク就労移行支援に相談する(負荷 中。通い始める前に、話を聞くだけでもできます)
  5. 職務経歴を整理する(負荷 中〜高。まとまった集中が要ります)
  6. 選考を受ける(負荷 高。日程が相手の都合で動きます)

1つ目は体調がどの段階でもできて、焦りをいちばん減らします。

期限がある場合

就業規則の休職期間や、傷病手当金の通算1年6か月には終わりがあります。 期限が近い場合は、体調だけで決められないこともあります。

その場合も、まずいつが期限なのかを正確に把握するところからです。 思っていたより余裕があることも、逆に短いこともあります。

休職は、どのくらい続けられますか

動かないことも、選択のうちです

「いま決めない」は、決められないことではありません。判断材料が揃っていない段階で決めるほうが、あとで大きくやり直すことになります。

決めないでいられる期間がどのくらいあるのかを把握しておけば、それは待つという選択になります。

確認してください

ここに書いた内容は一般的な説明です。実際の取り扱いは、加入している健康保険、勤務先の就業規則、 お住まいの自治体によって異なります。ご自身のケースは、必ずそれぞれの窓口にご確認ください。

焦りの正体を、数字にする

貯金と傷病手当金であと何か月もつかが月数で出ます。残り時間が見えると、時期は体調から決められます。

お金を整理する

出典

  • 厚生労働省「心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き」(mhlw.go.jp)
  • 厚生労働省「こころの耳」働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト(kokoro.mhlw.go.jp)
  • 全国健康保険協会(協会けんぽ)「病気やケガで会社を休んだとき(傷病手当金)」(kyoukaikenpo.or.jp)

休職を経験され、そのあとの経過を共有してもよいという方を探しています。 当事者の記録について